『ぷく』すま

  毛玉が来たりてヘヴィメタる

黄色いやつはだいたい友達

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前回までのあらすじ

オルフェアに一歩足を踏み入れた瞬間、ぷっくるちゃんの視界を闇が覆った

しかもここまでの早急な覆い方は早々ない ポケモンバトルに負けたときくらいだ

一体ぷっくるちゃんの身に何が起こったのか!

 

 

 

 

 

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次に視界がひらけたとき、目の前には黄色い何かが飛んでいた

え?なに妖精?

ぷっくるちゃんの妖精?清く正しい黄色い心が具現化した姿なの?

しかしだからっていくらなんでも黄色すぎない?

 

 

 

 

 

 

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彼女の名前はヘスティア あっ間違えたサンビタリアだ

見てわかるとおりものすごくあざとい口調で

しかーも! 自ら自分は収入の安定しないただ名乗っただけでなれる職業・冒険者であることを高らかに宣言してきた

実質的なノージョブ宣言である

こんな衝撃的な自己紹介もなかなかない

「はじめまして!わたし無職!」と開幕告げられたようなものだ

普通ならこの時点で自分にしか見えてない幻覚だと思うことにしてその場を去るだろう

 

 

 

 

 

 

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しかしぷっくるちゃんは彼女の話を聞いてあげた

サンビタリアちゃんはなぜか出会ったばかりのぷっくるちゃんに自分が持ってるのとおそろだというイエローダイアリーを手渡し、この書に記された人物に話しかければその都度ご褒美をあげようと持ちかけてきたのだ

 

その報酬はなんと小さなメダル! 

ドラクエユーザーなら知らぬものはいない、たいへん貴重なのになぜか民家のタルによく落ちてることでお馴染のレアコインである

彼女が言うには一人に話しかけるだけで一枚くれるらしい

記された名は全部で70人近い つまりこれだけで70枚は確実に手に入ることになる

過去作の小さなメダルの獲得量を考えれば破格の報酬である

 

 

 

 

だからこそあやしい・・・あきらかにあやしい

明らかに・・・その、明らかにこれが実装された当初放映されていたであろう某深夜アニメの登場人物に口調が似すぎている

おいおいどうした天下のドラゴンクエスト

こんなザ・ライトノベルみたいなキャラを出してきちゃっていいのかい?

 

 

 

 

果てしなく疑惑渦巻く展開だが、結果的にぷっくるちゃんは快く承諾することにした

黄色のよしみというやつだ

それにぷっくるちゃんのことをちゃんとプックルちゃんって本名で呼んでくれる人に悪人はいないよ

 

 

 

 

 

 

 

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そこから黄色を巡る旅が始まった

サンビタリアちゃんの記した人物の名前は黄色で表示されるので、その人物を探して話しかけるだけでいいらしい

 

 

 

 

 

 

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このようにその場で小さなメダルを入手できる 原理は謎だ

 

 

 

 

 

 

 

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しかもご褒美にはキリ番賞があり、

一人目の特別ご褒美としてさらにルーラストーンまでくれるサンビタリアちゃん!

あなた様はまさか・・・真実の代言者か・・・

 

 

 

黄色い名前の人々に話しかけると、毎回サンビタリアちゃんが心の中に直接語りかけてくる

そうして話した人数が一定以上に達するとご褒美のキリ番賞と共に、サンビタリアちゃんは自分語りを始めるのだ

彼女の冒険者としての過去からさかのぼって、話題はひとつの人物に焦点が当てられていく

 

 

 

 

実はこのサンビタリアちゃんの自分語りが気になって、いつしか僕はずっと黄色い人を探し続けていた

彼女の語る人物、それはぷっくるちゃんによく似ているらしい

だいたいこういう匂わせ方をするときって実は本人そのものの場合が多いので、とにかく僕はこの話の真相が知りたくてたまらなかった

 

 

ぷっくるちゃんの中にいるもうひとりの遊戯的なぷっくるちゃんは、時を渡るという不思議な能力がある

まあ自分でも制御できないし使ったのもオフライン時代の一度だけなのだが

しかしそんな能力を持っているので、僕の知らない未来のぷっくるちゃんが、過去サンビタリアちゃんの友達になっていたとしても不思議ではないのだ

それはたいへん浪漫のある話だろう

 

 

 

 

結果的に彼女の言う人物が誰だったのか、それはあえてここでは言うまい

重要なのはそこではないからだ

そう、この最後の真相が明かされる50人目のキリ番の先

そこで事件は起きた

 

 

 

 

 

 

 

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全てを終えたとき、僕の中に残っていたのは静かな空虚だけだった

あんなに楽しみにしていたサンビタリアちゃんの自分語りはもう聞こえてこない

 

 

自分のエピソードを語り終えた50人目以降、サンビタリアちゃんは「これからは5人ごとに小さなメダルをあげるよ!」という言葉を最後に、まるっきり事務的な返事しか返さなくなったのだ

何人会話しても同じ返事、5人ごとに出会っても同じ台詞をコピペしただけのひどく他人行儀な態度・・・

 

 

 

 

 

そのとき、いまさらながら僕は全てを悟ったのだ

 

 

 

 

 

 

 

 

あの黄色は業者だったのだと

 

 

 

 

 

おそらく僕の出会った68人のうちの誰かに雇われた客引きであることは疑いようもない

大勢の黄色い町人にまぎらせることで真の目的を隠し、道あるく新米冒険者に運命的な出会いをもちかけてその気にさせ、依頼主にたどり着くまでの間は積極的に話しかけて相手の気を引き、目的を終えたら素知らぬ顔で次のターゲットにむかう・・・!

 

 

迂闊だった・・・ッ!

間近の人気アニメキャラを模倣してる時点でもっと早く気付くべきだったんだ・・・ッ!

まんまと僕は黄色の契約相手に顔を覚えられてしまった・・・!

すなわちカモの烙印・・・!

ネギを背負ったマヌケと見なされ・・・甘い言葉で高く売りつけられるのは明白・・・

むしられる・・・骨の髄まで・・・ッ!

 

 

 

 

ああ・・・

そういえばそうだった・・・

過去のドラクエシリーズを紐解いても、ぱふぱふイベントに代表されるように

おいろけイベントの結末はたいていが悲惨な結果で終わる・・・!

 

 

 

なにがザ・ライトノベルみたいなキャラを出しちゃってもいいのかい、だ

これこそが堀井のしかけた現代版おいろけイベント・・・!

最初から計算されつくされていたんだ・・・!

 

 

 

 

 

 

全ては、

UG堀井がしかけた

ハニー(黄色)トラップだったんだよ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上です

よろしくお願いします

 

 

 

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